報酬の単価交渉で上手くいくコツとは

フリーランスのIT系エンジニアが企業と報酬の単価交渉を行なう時に、どうすれば上手くいくかというと、いくつかコツがあるので詳しく見ていきます。

まず自分の希望額をあらかじめ決めておくという点です。最低でもこれ位は欲しいという最低単価を決めてから企業側と交渉をするようにしましょう。何故なら決めておく事で、「これ位単価を上げて下さい」と具体的な提案が出来るようになるからです。最低単価を決めておかないと、相手側のペースに巻き込まれてどんどん単価を下げられてしまう恐れがあります。

また最初の交渉時は、あえて高めの価格設定で交渉してみるというのもコツの1つです。最初から自分の最低価格で交渉してしまうと、いつまで経っても収入は上がりません。そこであえて高めの価格を提示して、相手の反応を見ながら価格を下げていくと最終的に単価を上げる事が出来ます。例えば最低単価が5000円だとしたら、1万円からスタートしてみると良いです。そして企業と交渉しながら9000円、8000円と下げていき、最終的に7000円になれば、結果的に最低単価よりも高い価格で仕事を受ける事が出来ます。

他にも単価アップして欲しい理由をきちんと考えておくという事も重要です。ただ報酬を上げて欲しいと言うだけでは、相手側も中々納得してくれません。そこで「相場と比べて今の価格は安いから上げて欲しい」とか、「時給に換算するとかなり低いので、せめてこれ位まで上げて欲しい」等具体的に数字を出して、相手が納得出来るような理由を考えておくと効果的です。

もちろん企業側にも予算等事情があるので、自分の要求ばかり押し付けるのではなく、相手の意見を聞きながら交渉するという事が大事です。